「相談=カウンセリング」「働く人のカウンセリング=メンタルヘルスケア=EAP」という誤解が少なくありません。「EAP」は日本語では「従業員支援プログラム」と訳されていますが、単なるカウンセリングサービスとは異なりますし、単純な「カウンセリング+組織コンサルテーション」という足算ともちょっと違います。

 

そこで今回は、EAPサービスの中のカウンセリングに絞ってご紹介します。大きく分けると、次の3つがあります。
・セルフリファー (社員やその家族の自主相談)
・マネジメントコンサルテーション (上司・管理者相談)
・マネジメントリファー (紹介者を介した相談)

 

いずれも「組織の生産性を阻害する要因を取り除き、組織の生産性を向上させる」という目的で、「短期問題解決モデル」で行われます。多くの場合、企業が自社組織と従業員のためにサービスを提供するようEAPサービスプロバイダに委託します。そのため「契約」に基づいたサービスが提供されることもEAPカウンセリングの特徴です。

 

投資対効果が求められますので、①(ある程度)決められた回数の中で、②「ゴール」を明確にしてカウンセリングを進めます。ですから、「治るなるまで毎週定期的に」という“治療的モデル”とは異なりますし、癒しやカタルシスをもたらす“傾聴モデル”のカウンセリングとも違います。(勿論、プロセスにはそうした側面も含まれます。)

 

また必要に応じて、リファー(より専門的な機関を紹介し橋渡し)することがサービスに含まれいる点や、リファー先との連携・リファー後のモニタリングを行う点もEAPの特徴です。
勿論、個人情報保護・守秘義務もありますので、相談者の同意を得て・その範囲で情報共有します。

 

たとえ上司の勧めでご相談に来られても、相談内容そのものをお伝えすることはありません。企業や上司が知るべきことは、「部下が何を相談したか」ではなく、「問題の解決度合い」「解決のために職場ですべきことがあるか無いか」です。その点がはっきりしているのもEAPの情報取扱いの特徴です。



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