2016年7月26日。あれから4年。
「津久井やまゆり園事件検証報告書」に書かれた内容について、福祉現場にいた者/EAPコンサルタントの立場でいろいろと思うことがあります。

【報告書 p.16】
「イ 課題  ④ 津久井警察署が提供した本件の危機情報に係る共同会のアセスメント ④について」より

検証委員会は、「共同会が講じた被疑者への対応は、被疑者が実際に障がい者の大量殺人を強行してくるのを防げるほどの対策にはなっておらず」、
「津久井警察署から提供された危機情報に対するアセスメントが適切に行われなかった」
「仮にアセスメントが適切に行われていれば、本事件の発生や被害拡大を防止できた可能性も否定できない」としています。
事件発生に際し、施設側のリスクアセスメントが不十分で、それが結果に大きく影響したかのようなまとめです。
これをそのまま受け止めては、おかしなことになります。

共同会は、「障害のある人の」「日常生活を支援するための福祉施設」です。
「重大犯罪を未然に防ぐことを目的として作られた組織」ではありません。

施設にとっては元職員による犯行ですが、犯罪が発生したことの責任を問うのであれば、
本来そうした事態に対応するはずの警察側が事件を防げなかったこと、そして警察側と県との連携が不十分だったことが問われるべきです。
被害に遭った施設側に/ことが起きてしまってから、「課題」を押し付けるような検証委員会の姿勢には、違和感を感じます。


本厚木・海老名の心理カウンセリング EAPパートナー カウンセリング・オフィス