知的障害者施設で事件が起きてから3年。

知的障害者を「心失者」と表現する実行犯だけでなく、障害者の存在を否定するような発言をする・考えている人が残念ながら少なからずいることがわかりました。

そうした発想は、「自分は障害者ではない」という前提からくるのでしょう。
そもそも、「私たちはいつ障害をもつ当事者になるかわからない」存在だということを、理解していないことが残念でなりません。

知的障害については「概ね18歳未満でその状態にある」という目安がありますが、私たちが、知的な機能だけでなく心身の機能を突然失う可能性は、成人しても生きている限りあるのです。

人並以上にバリバリ働いていた人が脳血管障害で倒れ、後遺症として高次脳機能障害になることもあります。知的障害とは異なりますが、思うように言葉が出ない、記憶(記銘・保持・想起)に障害が出る、感情統制に困難を伴うなど、様々な症状が出るかもしれません。
そして誰しもが加齢に伴い、持っていた心身の機能が低下し、生活するのに人の支援を得ることが必要な状態にもなります。

「自分は障害者ではない」と思い込んでいる人も、その数分後に障害を負い「障害者になる」可能性を否定できません。
※この記事は2018年7月の投稿をもとに再掲しています。