EAPのカウンセリングでも「傾聴」「共感」「情緒的支援」などの技法を用いる点は一般のカウンセリングと変わりありません。
大きく異なる点としては「実施回数の制限」が挙げられるのではないかと思います。

 

治療的・医療的カウンセリングでは、医師の治療と並行し、その状態が改善されるまでカウンセリングを実施するので、開始当初から「何回実施します」という話はあまり出てきません。
しかしEAPの場合には、初めから「上限何回まで」という前提でセッションを組み立てます。何故ならば、企業とEAPプロバイダーとの間で予め実施回数について契約で定められているからです。

 

「5回」「10回」くらいがよくある実施上限回数ですが、企業によっては「2回まで」という契約になっていることもあります。するとEAPコンサルタントはその限られた回数の中でカウンセリングを進めていくことになります。


そのため、一般のカウンセリングと比べて「短期問題解決型」のカウンセリングになりますし、「解決課題の特定」「ゴール設定」などを明確にしながら取り組んでいくことになります。用いる技法では「心理教育」が積極的に活用されますし、「宿題」を出して次回お会いするまでに何らかの取り組みをしていただくお約束をすることもあります。

 

カウンセリングというと、漠然と“傾聴”をイメージされる方もいらっしゃると思いますが、EAPカウンセリングは問題解決に向けてより積極的なアプローチをしていくのがその特徴と言えます。